

『高松宮記念=極級必勝』
開催地である中京競馬場の2012年の大改修以降、約半数の6回では 1~6番人気の馬が1~3着を独占 しています。
今年の1~6番人気は、人気順はさておき、 国内外のスプリントGⅠで3着以内の実績を持つ①マッドクール、⑥ルガル、⑩サトノレーヴ、⑫トウシンマカオ、⑭ナムラクレア、⑮ママコチャ の6頭だと予想されます。
これを踏まえて、12年以降、国内外のスプリントGⅠで3着以内の実績を持っていた馬の成績を、性別・年齢で分けて比較してみましょう。
4歳牡馬[0.0.0.1] 4歳牝馬[0.0.0.2]
5歳牡馬[2.1.0.7] 5歳牝馬[2.1.0.4]
6歳牡馬[1.4.2.0] 6歳牝馬[0.1.0.5]
7歳以上牡馬[1.0.0.15] 7歳以上牝馬[0.0.0.3]
なんと!
6歳牡馬だけ複勝率100%!
実績上位の高齢過ぎない百戦錬磨のベテランを積極的に買うべきレースです。
前記の6頭のうち、6歳牡馬は ①マッドクール、⑩サトノレーヴ、⑫トウシンマカオ の3頭。
まずは、この3頭の3連単BOXを力強く推しますが、いかに強力なDATAと言えど、一角ぐらいは崩れる可能性も考慮し、3頭のワイドBOXも熱く厚く押さえます。
一方で14年以降、1頭以上7番人気以下の馬が3着以内に来た年は6回あり、その7番人気以下の3着以内馬9頭はすべて 牝馬なら5歳、牡馬なら6~8歳で、前走、馬体重490kg以上で負けていた馬 でした。
今年該当するのは、8歳の牡馬で、前走516kgでオーシャンステークス3着の ②ウイングレイテスト のみ。
単勝と、前記の6歳牡馬へのワイドと3連複を。
高配当必至ですから、少額でも。
▶▶▶<結論>◀◀◀
[3連単BOX]
①⑩⑫6点
[ワイドBOX]
①⑩⑫3点
[単勝]
②
[ワイド流し]
軸②→相手①⑩⑫3点
[3連複軸1頭流し]
軸②→相手①⑩⑫3点
【極級必勝】(きょくきゅうひっしょう?)
②ウイングレイテスト の香港表記の漢字馬名。
……なので、読み方は正確には分かりません。
極級(=グレイテスト)+必勝(=ウイン)ということなのでしょう。
せっかくですから、今回買う他3頭の香港表記も紹介してみましょう。
①マッドクール=【消暑樂祭】
馬名の意味は、マドリードで毎年夏に開催される音楽フェスで、日本風に表記すれば 【納涼 (音) 楽祭】 ってな感じでしょうか。
⑩サトノレーヴ=【里見夢境】
これは馬主の名字である里見+フランス語で夢=レ―ヴから。
そして、 トウシンマカオ=【濠城】
なぜか二文字 。
だいたい四文字が多いんですけどね。
マカオの漢字表記を調べてみたところ、濠城というのはどこに見当たらなかったのですが、 濠 鏡、 濠 江、蓮 城 と表記される場合もあるそうなので、その複合系かもしれませんね。
それにしても…… トウシンの部分はいずこへ?
トウシンの冠名は、馬主の(株)サトーの代表である佐 藤新 吾氏の太字の部分を取ったものと推測するのは容易ですから、 【藤新濠城】 でも良さそうなものですけどね。
サトノも里見に変換されているわけですし。
文章:綱本将也 イラスト:魚乃目三太
【綱本将也】
漫画原作者。1973年東京都出身。2002年『U-31』連載デビュー。原案をつとめる『GIANT KILLING』は第34回講談社漫画賞一般部門を受賞。また現在ヤングチャンピオンにて『Mr.CB』、別冊ヤングチャンピオンにて『ATLANTA 1996』を連載中。
【魚乃目三太】
漫画家。1976年生まれ。奈良県出身。ほっこりな作風で食漫画をメインに多くの作品を執筆。 現在、ヤングチャンピオン烈にて『戦争めし』を連載中。他に『ちらん-特攻兵の幸福食堂』や 『しあわせゴハン』『宮沢賢治の食卓』など代表作は多数。

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