

【秋華賞=薔薇戦争】
今年の秋華賞では、薔薇戦争が勃発する可能性が高まっています。
2012年以降の優勝馬は、以下の5タイプに分類できます。
A:優駿牝馬優勝馬=[7.1.1.1]
B:優駿牝馬2着馬=[2.2.3.2]
C:優駿牝馬3着馬=[1.1.0.7]
D:条件戦優勝→紫苑ステークス優勝馬=[1.0.0.2]
E:条件戦優勝→紫苑ステークス2着馬=[2.0.0.2]
(※優駿牝馬=オークス。左から[1着.2着.3着.4着以下)
以上の35頭の成績合計は[13.4.4.14]で、いずれにも該当しなかった馬は189頭出走して[0.9.9.171]でした。
今年はAの⑰カムニャック以外、該当馬がいないので、世間の評価通り順当に優勝濃厚でしょう。
「⑰カムニャックが優勝」は、「ローズステークス優勝馬が優勝」に言い換えることができます が、96年以降、ローズステークス1・2着馬が優勝した年の秋華賞の1・2着馬を、その前走の成績とともにすべて挙げてみましょう。
[98年]
1着ファレノプシス=ローズS1着
2着ナリタルナパーク=ローズS5着
[02年]
1着ファインモーション=ローズS1着
2着サクラヴィクトリア=ローズS2着
[05年]
1着エアメサイア=ローズS1着
2着ラインクラフト=ローズS2着
[07年]
1着ダイワスカーレット=ローズS1着
2着レインダンス=ローズS3着
[09年]
1着レッドディザイア=ローズS2着
2着ブロードストリート=ローズS1着
[12年]
1着ジェンティルドンナ=ローズS1着
2着ヴィルシーナ=ローズS2着
[15年]
1着ミッキークイーン=ローズS2着
2着クイーンズリング=ローズS5着
2着馬もすべて前走ローズステークスに出走して5着以内の馬たちでした。
そもそも格の高いトライアルレースの1・2着馬が優勝するということは、レースレベルの高さの証明でもあり、そこで上位で好走した馬が好走するのも、当然と言えば当然ですね。
◎⑰カムニャックの2着は、前走ローズステークスに出走した馬同士の争いになるでしょう。
今年の前走ローズステークス組は、2着の ⑧テレサ 、3着の ⑬セナスタイル 、4着の ⑭ビップデイジー 、そして6着の ⑫ヴーレヴー 、8着の ⑱パラディレーヌ 、10着の ②ルージュソリテール 、15着の ⑯ランフォーヴァウ の7頭。
2・3・4着の3頭が本線ですが、6着以下の4頭は、念のため馬単の2着で押さえておきます。
▶▶▶<結論>◀◀◀
[単勝]
⑰
[馬単1着流し]
1着⑰→2着②⑧⑫⑬⑭⑯⑱7点
[3連単フォーメーション]
1着⑰→2着⑧⑬⑭→3着全通り48点
【薔薇戦争】(ばらせんそう)
[意味]百年戦争終結後のイギリスで、1455年から1485年まで続いた内乱。
王位継承をめぐるランカスター家とヨーク家の争いで、前者が赤薔薇、後者が白薔薇を紋章に用いていたことから、後年になって、そう呼ばれるようになった。
ローズステークスに引き続き白帽子の1枠に入った②ルージュソリテールは、勝負服も白と赤の2色でデザインされていて、実に薔薇戦争を勝ち抜くに相応しいコーディネートです。
文章:綱本将也 イラスト:魚乃目三太
【綱本将也】
漫画原作者。1973年東京都出身。2002年『U-31』連載デビュー。原案をつとめる『GIANT KILLING』は第34回講談社漫画賞一般部門を受賞。また現在ヤングチャンピオンにて『Mr.CB』、別冊ヤングチャンピオンにて『ATLANTA 1996』を連載中。
【魚乃目三太】
漫画家。1976年生まれ。奈良県出身。ほっこりな作風で食漫画をメインに多くの作品を執筆。 現在、ヤングチャンピオン烈にて『戦争めし』を連載中。他に『ちらん-特攻兵の幸福食堂』や 『しあわせゴハン』『宮沢賢治の食卓』など代表作は多数。

面白かったら応援!
お気に入りに追加して
更新情報を受け取ろう!