「さほこクエスト」１巻発売記念！・第一回　同人ゲームについて語ろう！

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「さほこクエスト」発売記念！ DLsite突撃インタビュー！

注・この記事は18禁作品を扱っているため、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

第一回　同人ゲームについて語ろう！

いざ！ DLsiteへ！

2025年8月某日――高山としのり先生とその担当編集Mは秋葉原にあるピカピカのオフィスビルにいた。

▲そびえ立つ立派なオフィスビル。秋田書店の旧社屋と比べると1000倍すごい。

編集M 　こんなに立派なビルに入っているとは思いませんでしたよ…。

残念ながら、グループ企業と共同のため入口は撮影不可だったが、おしゃれで清潔感のある、広々としたオフィスは訪問者を圧倒するには十分。

ここは、同人好きにはおなじみのDLsiteを運営する株式会社エイシス。エッチな同人RPGから着想を得た「さほこクエスト」コミックス1巻の発売を記念して、特別にコラボ記事を公開。 「同人RPGってなんぞや？」 という人にもわかりやすく楽しく解説していくぞ。

▲左から、同人チームマネージャーの山本さん、高山先生、同人/がるまにチームの販促プランナーの加藤さん。編集Mはチキンなので写真を撮るときにさっと姿を消しました。

高山　よろしくお願いします。「さほこクエスト」は、僕が大好きな同人RPGのファンアートがきっかけで、Mさんから声がかかって始まったんです。

編集M 　僕も高山先生も、RPGをはじめとした同人ゲームが大好きで、もちろんDLsiteでいっぱい買っています！今回は、一方的ですがそんなご縁をもとに、コミックス発売を記念してDLsiteさんに取材をさせていただければと思って参りました。

山本＆加藤 　よろしくお願いします！

編集M 　そしてコラボ記事で「さほクエ」を盛り上げて、DLsiteさんにも協力してもらって売上ガッポガッポ急上昇

高山　Mさん、本音はオブラートにもう少しくるんでください。

同人（エロ）RPGとは

個人（まれに会社もある）が制作し、商業流通には乗らない「同人ゲーム」のいちジャンル。日本人にはおなじみのRPGのシステムに、女の子モンスターとエッチしたり、女性主人公をエッチな目にあわせたりなどの要素を組み合わせている。ちなみに遊ぶには基本的にWindowsパソコンが必要。

編集部おすすめ同人エロRPG

▲「錬精術士コレットのHな搾精物語～精液を集める錬精術士～」
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ249908.html

精液を材料にアイテムを作り出す、錬金術師ならぬ錬精術師の少女が主人公。エロRPGに求めるすべてが詰まった作品。

同人RPGのはじまり

編集M 　そもそも、エッチな同人RPGってどういうところから始まったんでしょう？

山本　成り立ちでいえば、18禁商業メーカー、いわゆるエロゲメーカーが出されていたRPGが根っこにはあると思います。こういう要素が欲しいぞとか、もっとこういうのに特化したいとか、そういうモチベーションで自分も作ってみる方が増えたという感じじゃないかと思っています。今だと、プレイした同人RPGにインスパイアされて、作り始める人も多いですね。

加藤　本当の黎明期、始まりといえば、なかなかうちにもアーカイブが残っていないのではっきりとは言えませんが、最初は 二次創作的なアングラ から始まったんじゃないかと思います。

高山　日本人はコンシューマでもファミコン時代からファンタジーRPGに馴染んでいるんで、それでファンタジーが多いというのはありますか？

山本　同人は、自分で世界観を補完しやすいシチュエーションが多いので、その傾向はあると思います。RPGに関しては、ファンタジージャンルは人気ですね。ただ、ファンタジーだけでなく 「夏休み」などのフレーズ も日本では人気がありますよ。

高山　ちなみに、RPGに限らずとも 「巨乳」 は絶対なんでしょうか。「さほクエ」も編集長から もっと巨乳率を高めてくれ と言われていて…。

山本　それはもう、うちの 統計的にもはっきりしていますね（笑） 。「巨乳」タグはゲームでも同人誌でもトップクラスの人気です。でも、定番だから順位が上にくるともいえますね。

加藤　居酒屋のメニューでいうと、 お通し みたいなイメージだと思います。それにこだわっていない人にとっても、あって当然のような（笑）。

高山　定番かあ…では、「さほクエ」も巨乳を多めに投入していきます…。

編集M 　ご期待ください！

同人ゲームが大作になっていくわけ

高山　僕自身は、短い時間で気軽に遊べるゲームが好きなんですが、最近はヒットしているものは大作ゲームがほとんどの気がします。やっぱり 大作でないと売れない んでしょうか？

山本　大作志向というよりは、結果的に 作りたいものを全部入れ込もう とすると、おのずと大作になってしまう、結果論ですね。

加藤　一度作品をリリースしてファンが付くと、やっぱりほとんどの制作者さんは一作目を超えたいと考えますから。また、資金が増えたりスキルが上がったりして、どんどんやりたいことが実現できるようになって、その結果ボリュームが増えていく傾向になるのは自然でしょうね。

編集M 　大作のほうが売上がいいとか、そういうのあります？

高山　（また金の話してる…）

山本　単純にコストがかかって値段が高くなるので、売上金額自体は大きくなりますね。だからセールやクーポンを待っているプレイヤーの人も多いですよ。

同人作品ならではの楽しみ

高山　僕は売れている作品だけではなく、マニアックなものを探すのも好きなんです。DLsiteには、日本語に対応していない 海外サークル の作品もありますよね。内容もものすごいマニアックだったり、普通に考えたらそんなにDLsiteで売れるわけありませんよね。でも、それでもDLsiteというこの同人ゲームが集まるステージでリリースしたいんだという熱意がビンビン伝わってきて、同人RPGって本当にすばらしいなと思いました。

加藤　マニアックな作品、いっぱいありますよ。2024年には、ヒロインを触手で緊縛して、自分は見ているだけというゲームもあって、印象に残っています。

高山　売上とか王道とか関係ない！俺は俺の作品をDLsiteで出したいんだというアツいパトスを感じると、おおっとなります。そういう尖った作品が売れてたりすると、同人ならではの良さを感じますね。