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【朝日杯フューチュリティステークス＝属毛離裏】
阪神ジュベナイルフィリーズは、急遽開発した 【どすえ度】 (※)で、1位だった8番人気ビップデイジーが2着で的中。
この勢いで今週も、まずは【どすえ度】チェックを！……とはいかないのです。
結果を見ると、【どすえ度】には改良の余地があることに気づいてしまったのです。
(※【どすえ度】とは＝京都向きの血統かどうかを数値化したもの。出走馬に与える血の影響力を鑑み、京都芝GⅠ優勝馬の名前が、三代血統表の父母に出現すれば☆☆☆☆、父の父母、母の父母なら☆☆、父の父の父母、父の母の父母、母の父の父母、母の母の父母なら☆を獲得し、その合計)
阪神ジュベナイルフィリーズの結果を振り返ります。
1位(☆7)で2着のビップデイジーの血統を構成する京都芝GⅠ馬は、父がサトノダイヤモンド(＝菊花賞)、父の父がディープインパクト(＝菊花賞、天皇賞(春))、母の母の父が アグネスデジタル(＝マイルチャンピオンシップ) 。
2位(☆5)で14着のクリノメイは、父がオルフェーヴル(＝菊花賞)、父の母の父がメジロマックイーン(＝菊花賞、天皇賞(春))。
3位タイながら☆2つの1着アルマヴェローチェは、母の父が ダイワメジャー(＝マイルチャンピオンシップ) 。
14着クリノメイにはなくて、1着アルマヴェローチェと2着ビップデイジーにあったのは、 同距離・同コースのマイルチャンピオンシップ優勝馬の血 でした。
マイルチャンピオンシップ優勝馬の血を持っていた4頭中2頭で、ワン・ツーフィニッシュですから、この血の重要性の高さが窺えます。
ということで、阪神ジュベナイルフィリーズではすべての出走馬を対象とした【どすえ度】でしたが、精度を上げるために改良し、 マイルチャンピオンシップ優勝馬の血を持つ馬だけを対象とした【どすえ度・改】 で予想を組み立てます。
それでは、 【どすえ度・改】 チェックをしていきます(※★＝マイルチャンピオンシップ優勝馬、☆＝それ以外の京都芝GⅠ優勝馬)。
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ダイシンラー ★★☆☆☆☆☆☆
アルテヴェローチェ ★★★★☆☆
アドマイヤズーム ★★★★
タイセイカレント ★★★★
エイシンワンド ★★
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総合1位の ①ダイシンラー と、2位ながら★はトップタイの ⑧アルテヴェローチェ から買いますが、両者の人気を鑑み、人気薄の①ダイシンラーは[単勝]と[ワイド流し]を、人気の⑧アルテヴェローチェからは、★で並ぶ②アドマイヤズーム、⑯タイセイカレントを絡めた[ワイド]と[3連複]を買います。
①ダイシンラーは、阪神ジュベナイルフィリーズでGⅠ初制覇したてホヤホヤの 子・岩田望来騎手から、父・岩田康誠騎手へ乗り替わり。
これは、 GⅠ制覇の親子バトンパス も見られるかもしれませんね。
▶▶▶＜結論＞◀◀◀
[単勝]
①
[ワイド流し]
軸①→相手全通り15点
軸⑧→相手②⑯2点
[3連複フォーメーション]
1頭目⑧→2頭目①②⑯→3頭目全通り39点
【属毛離裏】(ぞくもうりり)
親子のつながりが深いこと。
……これ、字面からはまったく意味が類推出来なくないですか？
解説を詳しく見てみると……。
「属」は、つながるという意味。
「離」は、着くという意味。
「毛」は、身体の表面にあることから、「陽」の存在を言い表す言葉で、「父親」のたとえ。「裏」は、血肉・母胎という意味から、母親のたとえ。
つまり、子が父を手本にし、母親に育てられて成長すること。
「離」なのに「着く」とか、「毛」が「陽」で「父」とか、「裏」が「母」とか……解説聞いても、「属」の意味以外は、非常に腑に落ちにくいんですよね。
文章：綱本将也 イラスト：魚乃目三太
【綱本将也】
漫画原作者。1973年東京都出身。2002年『U-31』連載デビュー。原案をつとめる『GIANT KILLING』は第34回講談社漫画賞一般部門を受賞。また現在ヤングチャンピオンにて『Mr.CB』を連載中。
【魚乃目三太】
漫画家。1976年生まれ。奈良県出身。ほっこりな作風で食漫画をメインに多くの作品を執筆。 現在、ヤングチャンピオン烈にて『戦争めし』を連載中。他に『ちらん-特攻兵の幸福食堂』や 『しあわせゴハン』『宮沢賢治の食卓』など代表作は多数。
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