【天皇賞(春)=博施済衆】
京都開催の天皇賞(春)を優勝し、翌年の京都開催の同レースで連覇に挑んだのは14頭いましたが、優勝時の年齢と人気で4グループに分け、それぞれの翌年の成績を見比べてみましょう。
<5歳以上>
89年イナリワン [5歳]→2着
92年メジロマックイーン [5歳]→2着
96年サクラローレル [5歳]→2着
09年マイネルキッツ [6歳]→2着
10年ジャガーメイル [6歳]→4着
連覇は成らずも、5頭中4頭が2着と、非常に好成績を残しています。
<4歳:3番人気以下>
86年クシロキング [3番人気]→5着
03年ヒシミラクル [7番人気]→16着
11年ヒルノダムール [7番人気]→11着
連覇はおろか、1頭も馬券圏内に来ていません。
<4歳:2番人気>
98年メジロブライト →2着
07年メイショウサムソン →2着
13年フェノーメノ →1着
16年キタサンブラック →1着
2頭が連覇達成、2頭が2着で、連は外していません。
<4歳:1番人気>
91年メジロマックイーン →1着
00年テイエムオペラオー →1着
19年フィエールマン →1着
3頭すべて連覇達成していました。
昨年の覇者⑫ヘデントールは、<4歳:1番人気>で優勝しているので、連覇濃厚でしょう。
ここで [クイズ] 。
天皇賞(春)はその前身も含めて1938年から開催されていますが、初めての連覇は92年のメジロマックイーンまで待たなくてはなりませんでした。
ここまで年数を重ねることになった最大の理由は、なんでしょう?
答えは、<結論>のあとで。
前記の前年の優勝馬が翌年も1・2着だった11回の、馬券圏内馬3頭を人気とともに見てみましょう(※ 太字は1~4番人気馬 。☆は前年の優勝馬)。
【90年】
1着スーパークリーク 1番人気
2着☆イナリワン 2番人気
3着カシマウイング 12番人気
【92年】
1着☆メジロマックイーン 2番人気
2着カミノクレッセ 4番人気
3着イブキマイカグラ 3番人気
【93年】
1着ライスシャワー 2番人気
2着☆メジロマックイーン 1番人気
3着メジロパーマー 4番人気
【97年】
1着☆サクラローレル 3番人気
2着ナリタブライアン 1番人気
3着ホッカイルソー 4番人気
【99年】
1着スペシャルウィーク 1番人気
2着☆メジロブライト 3番人気
3着セイウンスカイ 2番人気
【01年】
1着☆テイエムオペラオー 1番人気
2着メイショウドトウ 3番人気
3着ナリタトップロード 2番人気
【08年】
1着アドマイヤジュピタ 3番人気
2着☆メイショウサムソン 2番人気
3着アサクサキングス 1番人気
【10年】
1着ジャガーメイル 2番人気
2着☆マイネルキッツ 4番人気
3着メイショウドンタク 16番人気
【14年】
1着☆フェノーメノ 4番人気
2着ウインバリアシオン 3番人気
3着ホッコーブレーヴ 12番人気
【17年】
1着☆キタサンブラック 1番人気
2着シュヴァルグラン 4番人気
3着サトノダイヤモンド 2番人気
【20年】
1着☆フィエールマン 1番人気
2着スティッフェリオ 11番人気
3着ミッキースワロー 4番人気
1~3着馬33頭中29頭までもが、1~4番人気の馬で、11回中独占は7回、それ以外の4回でも2頭は1~4番人気の馬でした。
また、それ以外の4頭はすべて二桁人気の馬でした。
今年の1~4番人気は、 ③アドマイヤテラ、⑦クロワデュノール、⑫ヘデントール の3頭は確定的、4番人気が ④アクアヴァーナル 濃厚と読んで、[3連複軸1頭流し]軸⑫→相手③④⑦の3点を、厚く買います。
前記の 二桁人気4頭の母の父 を並べてみます。
【90年】3着カシマウイング:12番人気
=Le Haar
【10年】3着メイショウドンタク:16番人気
=Machiavellian
【14年】3着ホッコーブレーヴ:12番人気
=ダンシングブレーヴ
【20年】2着スティッフェリオ:11番人気
=Mtoto
4頭すべて欧州でGⅠを優勝していました。
母系に流れる重厚な欧州血統が穴を開けるようです。
今年、これに該当する二桁人気の可能性がある馬は、 ①ヴェルミセル (=コンデュイット)、 ⑩マイネルカンパーナ (=Linamix)、 ⑬ミステリーウェイ (=High Chaparral)の3頭。
[ワイド流し]軸⑫→相手①⑩⑬を篤く、万馬券必至の[3連複フォーメーション]1頭目⑫→2頭目③④⑦→3頭目①⑩⑬9点を熱く買います。
▶▶▶<結論>◀◀◀
[3連複軸1頭流し]
軸⑫→相手③④⑦3点
[3連複フォーメーション]
1頭目⑫→2頭目③④⑦→3頭目①⑩⑬9点
[ワイド流し]
軸⑫→相手①⑩⑬3点
【博施済衆】(はくしさいしゅう)
[意味]できる限りたくさんの人々に恵みを与え、一人でも多く苦しみから救うこと。
◎⑫ヘデントール はポルトガル語で「救世主」ですが、わたくしもこの物価高、ゴールデンウィーク、そして7週連続GⅠという資金が必要な時期の救世主となるべく、この予想で 博施済衆 したいところです。
[クイズの答え]
天皇賞(春)(秋)は80年まで「勝ち抜き制」で開催されており、いずれかでも一度優勝すると以降は(春)(秋)ともに出走できなくなったため。
そもそも連覇は不可能だったのです。
文章:綱本将也 イラスト:魚乃目三太
【綱本将也】
漫画原作者。1973年東京都出身。2002年『U-31』連載デビュー。原案をつとめる『GIANT KILLING』は第34回講談社漫画賞一般部門を受賞。また現在ヤングチャンピオンにて『Mr.CB』、別冊ヤングチャンピオンにて『ATLANTA 1996』を連載中。
【魚乃目三太】
漫画家。1976年生まれ。奈良県出身。ほっこりな作風で食漫画をメインに多くの作品を執筆。 現在、ヤングチャンピオン烈にて『戦争めし』を連載中。他に『ちらん-特攻兵の幸福食堂』や 『しあわせゴハン』『宮沢賢治の食卓』など代表作は多数。
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